ステロイド

アトピー治療にはステロイドを塗り続けることが効果的であると発表されました。

2013年6月12日の朝日新聞の記事は大変興味深いものでした。

浜松医科大と国立成育医療研究センターの研究で、
比較的重いアトピー性皮膚炎の子ども30人(生後3カ月~7歳)を対象に、炎症が起きた場合だけステロイドを塗る子と、炎症が治まった後も週2回程度ステロイド剤を塗り続ける子に分けて1年間様子を見たそうです。
その結果、後者の炎症が治まり皮膚がきれいになった後もステロイド剤を塗り続けた子のほうが湿疹の状態が良かったとのこと。
具体的には、湿疹の状態を100点満点を表すスコアでは、湿疹がでたときだけステロイド剤を塗るという従来の治療法では30点弱しか下がらなかったが、皮膚がきれいになった後もステロイドを塗り続けるという新しい治療法では40点以上も下がり、治療が進むにつれて両者の差は広がったとのこと。
また、血液検査でもアトピー性皮膚炎の重症度を示す値は、後者(新しい治療)のみが明らかに下がったとのこと。効果があった理由は、アトピーでは薬で症状を抑えて皮膚がきれいになっても、内部ではまだわずかな炎症が残っていることが一因。
ステロイド剤で湿疹を抑えて皮膚がきれいになった後も塗り続けた方が重症化を防ぐ効果が高いという結論がでたのです。このようにステロイド剤をアトピーの炎症の予防に使う方法は、欧米では「プロアクティブ療法」と呼ばれ広く提唱されているとのこと。
参考記事:http://www.asahi.com/tech_science/update/0612/TKY201306120391.html

 

脱ステに失敗して、今はステロイドを再開している私にとっては大変興味深いというか、嬉しい発表でもあります。

しかし、注意しなければいけないのは、「子ども30人(生後3カ月~7歳)を対象とした研究結果」であることと、「炎症が治まった後は週2回程度薬を塗る」という条件が付いていることです。
闇雲に毎日ステロイドを塗れば良いというものでもありません。また、私のような成人になってしまっている人の大人のアトピー性皮膚炎(慢性的なもの)は今回の研究の対象にはなっていないのです。

ですが、ステロイドは怖い危険という勝手な思い込みで、症状に見合う適切な強さのよりも弱いランクのステロイド剤を塗ったり、または塗るのを控えたり躊躇ったりと、自分勝手にダラダラと治療をしてきたから症状は徐々に悪化していき、しまいには薬で炎症をコントロールできなくなってしまったという心当たり思い当たりはあります。

今はステロイドでアトピーの症状がコントロールできるまでに回復したので、これからは、炎症がおさまり皮膚がきれいになった部分にも「予防」として週2回程度薬を塗っていくのは悪くないのかもしれません。

もちろん、食生活や生活習慣の改善、日々の保湿やスキンケアは何より大切ですけどね!

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