落屑(らくせつ)

アトピーの落屑(らくせつ)対策

アトピー性皮膚炎の方は、気がつくとテーブルの上が粉で真っ白といった事で悩まされてはいませんか?
黒い服を着ると肩の方がフケまみれ・・・本当に嫌な思いをしますよね。

皮が剥けて角質が剥がれ落ちることを落屑(らくせつ)といいます。

私は、脱ステロイドによるリバウンドの最中に落屑が酷かったです。

乾燥した皮膚がひび割れを起こして、魚の鱗のようにペラペラと剥がれるようになるんです。
何もしないでもそのまま向け落ちていきますが、気になって仕方がなく自分で一枚一枚剥いてしまっていたこともありました。

落屑した後の皮膚は新しい皮膚が誕生しているのですが、脱ステ中の場合は新しく誕生した皮膚ですらすぐに乾燥してペラペラと剥け始めてしまいます。必要以上に剥け落ちてしまうとまた汁が出てくるので、やっぱり自分で剥がすのは良くないと思いました。

ところで現在私はステロイドを使用しながら体質の改善を目指しています。
以前では全く効かなかったランクのステロイドも効くようになっていますので、ゆっくりと時間を掛けてステロイドのランクを落としていき、最終的には脱ステができればと長い目で考えています。

今は症状もだいぶ改善されましたが、やはり時々アトピーの症状が悪化してしまうときもあります。
一度悪化した部分が改善の方向に向かうとき、やはり落屑が起こります。

注意してほしいのは、ダニは人の皮膚や髪の毛をエサにしているということですね。

ですから、落屑した皮膚の皮や粉などはそのままにしておくのはアトピー患者にとって決して良いものではありません。
さらにダニを繁殖させてしまうという事は明白!
こまめに掃除機を掛けて清潔にすることも大切ですが、夜などの掃除機は近所迷惑となります。
ハンディー掃除機やコロコロローラーなども活用するのが良いと思いますが、私が一番手っ取り早いと思っているのが「ガムテープ」です。

ガムテープ

ガムテープとゴミ箱を全ての部屋にそれぞれ置いておくととても便利。
好きな長さにちぎって使うと、皮膚の粉や髪の毛などを手軽に取り除けるのでとても楽です。
コロコロを使った後、端っこをつまんで一周キレイにめくって捨てるのってアトピー対策のために爪を短く切っている私にとってはイライラのもと。

落屑した皮膚の粉や髪の毛を取り除くには、安いし経済的なガムテープが大変おすすめです!
しかし、できるなら肌を乾燥させないように、しっかりと保湿をしましょう。
落屑も防げますし、皮膚バリアの裂け目からの刺激も少なくなるので使用するステロイドの量も減らせますよ。
ステロイドは炎症を抑える対処療法にすぎません。
炎症が起きていないうち、乾燥しているだけの状態の時は、できるだけ保湿を心がけて皮膚の成長を助けてあげましょう。

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