医者との付き合い方

セカンドオピニオンの活用

セカンドオピニオンという言葉はご存じでしょうか?
病院をかえることではなく、普段の病院や主治医とは良好な関係を保ちながら、複数の医師の意見を聞くということです。

私の場合、子供の頃からのアトピーで、小さい頃から20年以上同じ皮膚科へ通院していました。
場所も自宅から近いし、交通の便が良かったからというのが理由です。
若い頃は症状はそれほど酷くはなかったので症状が悪くなった場合のみ薬をもらうという感覚で病院へ行っていました。
しかし、3~4年前急に状態が悪化しはじめてからは1週間分の飲み薬やステロイドを処方されていたので毎週のように通院していましたが良くなるどころか症状は悪くなるばかり。ステロイドのランクもアルメタからデルモゾールG、マイザーへと強さのランクアップをしていきました。
そのマイザーすらも効かなくなり自分勝手に脱ステをし、そしてリバウンドで苦しめられ白内障になり、脱ステを挫折し、またおなじ病院へと舞い戻ることになりました。
だた、その皮膚科の先生はいわゆる「3分診療」で、1時間以上も待たされてもパパパと診て「はい!薬を出しておきますからまた一週間後に来て下さい。」という感じで相談事をできるような空気じゃありませんでした。

そのときふと、何気なく病院を変えてみようと思い、別の病院へ行ってみました。
その先生はなんと15分位時間をかけて話を聞いてくれました。

現在の主治医がいることを伝え、以下の相談もしたことを覚えています。
・毎週行かなくてはいけないこと
・薬の説明をされないこと
・3分診療であること
・先生が上から目線で患者からは話しづらいということ
・脱ステをして失敗したこと
・白内障になって手術をすることが決まっていること

ステロイドなど薬の主作用や副作用について、ステロイド依存の話、脱ステビジネスの話、脱ステの危険性、アトピーのガイドラインの話など…とても丁寧に話をしてくれました。

そんなこともあり、ステロイド治療を再スタートしてからの2年以上はこの病院に通っています。
症状のコントロールの仕方や薬の使い方などはしっかりと指導してもらっているので、通院間隔も月1回というゆったりペースです。
私の場合はセカンドオピニオンというよりも、病院をかえてしまったのですがこういった体験をしております。

私が何を言いたいかといいますと、今もしも何か不安や悩みごとがあるならばまずは現在の主治医に相談してみるべきだとは思いますが、
それができない場合は別の病院も尋ねてみるべきだと思うのです。
本来、セカンドオピニオンはまずは主治医に「セカンドオピニオンをとりたいのですが・・・」と相談することがルールとなっていますが、私の場合そういった相談すらできない雰囲気でしたので、勝手に自分で別の病院を尋ねました。
時と場合によりこれで良いと思います。

・しっかりと話を聞いてくれる。
・薬についての主作用や副作用について説明してくれる。
・症状のコントロールについて指導をしてくれる
・脱ステ失敗患者を診たことがある

こんな先生はきっとどこかにいるものなのです。

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