痒疹(ようしん)

独立した結節性痒疹には絆創膏も効果的

重度のアトピー患者に多く見られる結節性痒疹ですが、なにもアトピーに限ったことではないようですね。
虫刺されなどが悪化して痒疹になってしまったという症例も多いみたいです。

しかも、この痒疹はいちど発症してしまうとやっかいで、なかなか治らない難治性のブツブツです。

ステロイド療法しか治す方法はないと言われていて、だからといってステロイドを塗れば治るというそんな簡単なものではありません。
強い痒みがあるのでついつい掻きむしってしまいます。

大切なのは掻かないこと!

引っ掻いて傷をつければつけるほど痒疹は硬くそして大きくなっていきます。
完治までに数ヶ月~数年を要するといわれていますので、とにかく根気よく治療をするしか方法はありません。

私は脚のスネや太もも部分に目立つ痒疹がたくさんありましたが、今は数もかなり減ってきていると思います。
それでも、症状が治まっているところも、引っ掻いて傷をつければスグに痒疹が再発してしまいます。

痒疹が再発した!っていうことがもう感覚でわかるようになりました。
ブツブツの堅さや表面の感触が普通の湿疹や瘡蓋(かさぶた)とは違うからです。
そういった再発した痒疹は症状が小さいうちに、一気に治すことを心がけます。つまり絶対に掻かない・掻けないようにするのです。

以前、「アトピーの痒疹(ようしん)予防は湿疹の炎症をステロイドで素早く抑えること!」という記事で、痒疹にはドレニゾンテープを使っていることを書きましたが、ドレゾニンテープは透明で目立たないスグレモノですが、すぐに使い切ってしまいなくなってしまうことも多いです。

そこで、私が行っている方法をご紹介したいと思います。

ドレゾニンテープの代用として絆創膏を使用するのです。
ドレゾニンテープの主成分はフルドロキシコルチドという強いランクのステロイドですが、それと同じランクのマイザー軟膏も使用します。

やり方はとても簡単です。
絆創膏にマイザー軟膏を塗り、痒疹の上から貼り保護してしまいます。

「掻けなくする」「ステロイド治療」のダブル対処です。

絆創膏とマイザー軟膏

目立つので人前では晒せないですが、外出しない時や、夜などは絆創膏で済ませられます。
上手く使い分ける事でドレゾニンテープの持ちもよくなりましたよ。

私の場合、皮膚全体的にはモチモチ・ツヤツヤとイイ感じになっているんですが、痒疹だけはなかなか治らずにポツリポツリ残っているという感じです。
せっかく皮膚の状態が良い部分にまで強いランクのステロイドは使いたくありませんので、痒疹部分にのみピンポイントで強ランクのステロイドを使いたい場合には、ドレゾニンテープや絆創膏での代用でやっています。

話は変わりますが、
私が痒疹が発症したきっかけは、脱ステしてからです。
それまでの普通の湿疹が脱ステをはじめた途端、湿疹がいっきに酷くなり、掻きまくっていたらいつの間にか痒疹化してしまいました。
ステロイドを再開してから発症した痒疹のほうがとても少ないです。

ですから、今脱ステをしている方は地獄のような痒みの苦しみがあると思いますが、掻きまくらないほうが絶対にいいですよ。
いちど結節性痒疹になってしまったら、なかなか治りませんから。

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